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  • オカルト・クロニクル
    特別捜査部
    主筆:松閣オルタ

      ――以上1名

     
    UFOの飛ばない空に、なんとなくUFOを探していたいフォーティアン。怖い話は怖くて苦手なので、あまり怖くないオカルト事件や出来事を調査研究。
    でも本当はUFOやUMAを探すより、お嫁さんを探したいです。
    情報提供およびお仕事の依頼などは(matukak@okakuro.org)にお願いします。

    ↓告知&次回予告はtwitterにて。

「 奇妙な事件 」 一覧

ファフロツキーズ――落ちた魚で昼食を

空から魚が降ってくる。有史以来そんな報告が途絶えない。ときにはカエルが、ときにはコインが、ときには食事が、あるいは血肉が。 疑問が議論を呼び、ある謎の解決は新たな謎のはじまりとなる。いったいこの地球で何が起こっているのか。 これは予報ハズレの魚に悩まされてきた人類と、謎のファフロツキーズ現象との壮絶な戦いの物語である。

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続・井の頭バラバラ殺人事件 ―迷宮の追憶から

ブロック状に切り分けられた遺体。 バラバラ殺人のセオリーを逸脱し、骨格や筋肉を無視するかのように、ただ22センチごとに手鋸で切断されていた。 冷静に解体され、丁寧に梱包され、未明に遺棄された。 多くの謎を残したまま未解決に終わった平成の怪事件、24年目の新証言。

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バネ足ジャック―スプリンガルドと呼ばれた男

19世紀、霧けむるロンドン。 ヴィクトリア朝の夜を、奇怪な存在が闊歩した。 それは、よく人を襲い、よく跳ね、よく笑い、よく火も吹いた。屋根から屋根へ、闇から闇へ。 スプリンガルド――バネ足ジャック。それは、大英帝国黄金時代の怪奇な伝説。

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神のいないエデン――フロレアナ島のアダムとイブ

あるひと組のカップルが南海の無人島に降り立った。 彼らの目的とする『楽園作り』――各国のメディアが面白おかしくそれを報じ、その成りゆきを見守った。 だが世間がコメディだと思っていた物語は、やがてホラーとなり、ミステリーにもなった。 春も秋もなく、ただあるのは永遠の夏。手造りの楽園――そこで何があったのか。

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―資料:フロレアナ島での出来事についての余りにも散漫な補足・補遺編

2017/09/24     2018/01/23   |   奇妙な事件

オカルト・クロニクル記事『神のいない楽園――フロレアナ島のアダムとイブ』の散漫な覚書。本当に散漫。 記事に盛り込めなかった些末な情報などを、せっかくなので補足・補遺編として置いておきます。事件について考える際、あるいは追跡調査する際の一助にでもなれば幸いです。 なお、引用の際の表記揺れは原文ママ(リターがリッター、バロネス→男爵夫人など) 何かを言おうとしたドール リターが死んだ夜、子供を心配…

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井の頭バラバラ殺人事件―迷宮の深淵から

――魚の切り身か、豚肉だと思った。 丁寧に梱包されたビニール袋を清掃員が開けてみると、中身は人の足だった。 駆けつけた警察による捜索でブロック状に切り分けられた遺体が次々見つかる。 その数27パーツ、その寸法22㎝。その動機、その理由、不明。 多くの謎を残したまま迷宮入りした平成の怪事件。

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ワイオミング事件―真実はフィクションの中に

ニュース番組の映像が乱れ、唐突に奇妙な映像が始まった。 『333-333-333 これから特別なプレゼンテーションを行う』 浮遊感のある音楽とともに、映像が視聴者に語りかけた。お前は病気だ。お前は道を見失った――と。 そしてなんら具体的な『提案』もないまま映像は途切れ、事態に気付かないニュースキャスターが平然と選挙戦の行方にコメントする。 電波ジャック、ワイオミング事件。真実はどこにあるか。 …

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八丈島火葬場七体人骨事件 ― 解かれなかったミステリー

ある朝、火葬場の炉内にて、無断で燃やされた七体の人骨が発見される。 警察が調べるも、不可解な事実ばかりが浮かび上がった。 これは誰か? 誰でもない。 どこから? どこでもない。 有識者は言った。「まただ」と。 また、祟りが降りかかったのだ、と。 島に伝わる伝説と絡み合い、複雑怪奇な展開を見せた未解決の怪事件。

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毒ガスの香る町―消えた怪人マッド・ガッサー

夜もふけたころ。ふと目を覚ますと、どこからか甘い匂いがする。 それはどんどん濃くなって、やがて吐き気を催させる。 ある人は嘔吐し、頭痛にのたうち回り、ある人は意識不明に陥り人工呼吸で蘇生された。 目撃者は言う。全身黒ずくめの不審者がいた。騒ぎの直後に去っていった。窓の外にいた。 人々を毒ガスで襲った夜の徘徊者――マッド・ガッサー。 怪人、狂人、ご用心。

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熊取町7人連続怪死事件―初七日に友が呼ぶ

シンナー遊びの果てに1人が池で溺死した。まもなく、その友人も死んだ。 そして死が感染する。 その先輩、友人、同級生。一週間ごとに次々と、一週間ごとに淡々と。1.2km圏内に死が連鎖した。 7人目の死者が出たとき、誰かが言った。「自殺は9人まで続く」「次はアイツだ」と。 そして、亡くなる直前1人の少女が血まみれでうったえた言葉――「違う、違う」。 あの静かな初夏、熊取町で何があったのか。

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セイラム魔女裁判―清廉潔白のグロテスク

2015/05/16     2020/06/26   |   奇妙な事件 , , , ,

少女たちが被告とされた女を指差しながら悲鳴をあげる。その女が魔術を使っている、と。 少女たちの全身は痙攣し、法廷の床にのたうち回った。およそ常人らしからぬ形に手足が捻れた。 被告が身振り手振りに自らの潔白を主張すると、その手足の動きと寸分たがわぬ動きを少女たちが見せる。異様な光景だった。 「そして、無実の女たちが魔女として吊された」そう研究家は言う。 その一方で「だがその中に本物の魔女もいた」…

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ミイラ漂流船――良栄丸の怪奇

広大な海の波間に漂っていた漁船。 廃船のような船体。甲板に散らばる海鳥の羽。そして遺体。干涸らび、白骨化した者、腕や足を欠損した者。失われた腕を探せば、コンロに乗せられた石油缶の中にあった。 人食い船、発見さる――各社紙面に記事が躍った。 目撃者は言う。いつだか我々は遭難船だと思い近づいたが、いくら呼びかけても乗員は虚ろに立ち尽くし反応しなかった。だから馬鹿らしくなって立ち去ったのだ――と。

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資料 良栄丸日誌控 全文

2015/04/25     2017/09/30   |   奇妙な事件

資料概要 オカルト・クロニクル『ミイラ漂流船――良栄丸の怪奇』項資料。 『良榮丸日誌控』の全文。 原文で判読不能とされている文字は『●』に。難読漢字および歴史的仮名遣(旧仮名遣)や漢数字は英数字などはなるべく読みやすいよう変更したが、文章そのものに手は加えていない。注釈は小さい赤文字にて記載。誤字脱字、距離単位、同義漢字等の使い分けは原文まま。 この手記は伊澤捨次、途中から松本源之助の両名によ…

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坪野鉱泉肝試し失踪事件――消えた2人と消えた真実

心霊スポットに行ったきり2度と戻らなかった――。怪談話のテンプレートとも言える話の流れ。それを地で行く事件があった。 若い女性が2人、有名な廃墟へ肝試しへ行き、消えた。車ごと忽然と、跡形もなく。 恐怖の都市伝説となった失踪事件。まとわりついた誇張やデマ、その誤ったヴェールの向こうに何が隠れているのか。

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緑色の子供―ウールピットの怪事件

今から850年ほど前、イギリスに不思議な子供たちが現れた。 子供たちは見たこともない衣服をまとい、聞いたことのない言語を喋る。 そして何より奇妙なことに、彼女たちの肌は全身が鮮烈な緑色をしていた。 残された文献から、その怪事件を追ってみよう。

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  • 2022-09-20
    二見書房『増補新装版 オカルト・クロニクル 奇妙な事件 奇妙な出来事 奇妙な人物』発売。
    洋泉社版に記事追加、及び修正を加えた増補新装版になります。



    2020-10-01
    宝島社『恐怖! 「事故物件」案内 (TJMOOK)』に記事を2本寄稿させて頂きました。


    2020-09-12
    ・サイト内要素をいじったせいで、いくつか記事内の改行が消え、一部見苦しくなりました。誠に残念です。
    ・画像が表示されない不具合は概ね修正。
    ・WordPress 5.5のブロックエディタのせいでキャプションにレイアウト崩れ。全部修正する時間もないので放置します。


    2020-09-06
    ・次回更新にむけて、サイト内要素を整理。
    ・何年たっても憎たらしいのでFacebookページへの窓削除。


    08/04
    書籍化のお知らせ。定価1800円なので、それより高いのは転売です。版元の洋泉社が消滅しましたので、あえなくもれなく絶版です。まいったね。


    ・FacebookからSNSのシェアカウントを取得できない不具合。憎たらしいので修正しない。




    12/09

    次回更新に合わせサイト内『お問い合わせフォーム』をリニューアル。画像・動画の添付フォーム実装。なにか情報ありましたら、気軽にpostしてください。



    10/18

    【追記+追々記】『ワイオミング事件―真実はフィクションの中に』項に勇者からのメールを追記。



    9/27

    SSL化に向けた諸作業により、しばらくの期間サイトの挙動が不安定になります。



    8/19
    洋泉社ムック『殺しの手帖≪実録≫平成の未解決・未解明事件の謎』に記事を寄稿させて頂きました。サイトで公開中の『井の頭バラバラ殺人事件―迷宮の深淵から』に犯罪統計情報などをちょこちょこ加筆したモノとなっております。
    東電OL」「伊勢女性記者行方不明事件」「佐賀 水曜日の絞殺魔」などマニアならこの一冊だけで御飯3杯、パン5枚はいける内容となっとります。是非是非。
    《書店にて発売中『殺しの手帖≪実録≫平成の未解決・未解明事件の謎 />』クリックでamazonのページへ飛びます》


    7/25
    twitterにて更新記事候補と匂わせていた『長岡京ワラビ採り殺人』ですが、7/20発売の『怪奇秘宝 山の怪談編』にて掲載させていただきました。サイトの方では別の事件をやります。
    《書店にて発売中『怪奇秘宝 「山の怪談」編 (洋泉社MOOK) クリックでamazonのページへ飛びます》


    twitterにて次回記事候補として挙げていた『セイリッシュ海の足首事件』ですが、もうすぐ発売になる洋泉社さんの『怪奇秘宝 戦慄編』にて掲載させていただきました。
    61uq5cvLg3L._SL250_ 《発売中。『怪奇秘宝戦慄編 (洋泉社MOOK)
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    当サイトのアイキャッチを気に入っていただけたということで、菅井協太さんのシングル曲「Butterfly 」 のジャケットを担当させていただきました。
    butterflys
    /itunes /googleplay /菅井協太公式サイト


    ipad、他タブレットでレイアウトがぐちゃぐちゃになる不具合発生中。修正諦め。


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