奇妙な話 ジャージーデビル――闇に消えた13番目の子
「これ以上、くるしい思いをするなら、いっそ悪魔の子になればいい」リーズ夫人が口走ると、それは現実となった。産婆は見た。馬の頭にコウモリの翼、そして蹄のついた足に長い尾。それは奇怪な悲鳴を上げてリーズ家から飛び出すと、深く、静かな夜の森へ消えていった。ジャージーデビル伝説。それは悪魔として生まれた、リーズ家13番目の子の物語。
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