日本国内の事件

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原色宇宙人図鑑

富士市UFO同乗事件――メルセデス星人のケース

友人宅から仕事に向かうため一端帰宅しようとした佐藤氏。疲れからか、不幸にも黒塗りの高級車に乗った宇宙人とコンタクトしてしまう。地球人類をかばいすべての責任を負った佐藤氏に対し、車の主、異星人から言い渡された人類救済の条件とは……。
奇妙な事件

続・井の頭バラバラ殺人事件 ―迷宮の追憶から

ブロック状に切り分けられた遺体。バラバラ殺人のセオリーを逸脱し、骨格や筋肉を無視するかのように、ただ22センチごとに手鋸で切断されていた。冷静に解体され、丁寧に梱包され、未明に遺棄された。多くの謎を残したまま未解決に終わった平成の怪事件、24年目の新証言。
奇妙な事件

井の頭バラバラ殺人事件―迷宮の深淵から

――魚の切り身か、豚肉だと思った。丁寧に梱包されたビニール袋を清掃員が開けてみると、中身は人の足だった。駆けつけた警察による捜索でブロック状に切り分けられた遺体が次々見つかる。その数27パーツ、その寸法22㎝。その動機、その理由、不明。多くの謎を残したまま迷宮入りした平成の怪事件。
人物

椋平は虹を見たか――地震予知に捧げた人生

「アスアサイヅ四ジジシンアルムクヒラ」電報を受け取った科学者は気にも留めなかった。明けて翌日、科学者は戦慄することになる。『伊豆地方大地震惨劇』死者及び行方不明者272名――。椋平青年の予言した通りの時間、予言した通りの場所だった。調査に当たったある科学者は頭を抱える。「彼自身を全て信じることは出来ない。だが、何かが、必ず何かがあるんだ」と。
奇妙な話

獣人ヒバゴン ― 昭和の闇に消えた幻の怪物

『謎の怪物あらわる!』奇怪なニュースが全国紙を賑わせた。神話が息づく中国地方の山奥で直立二足歩行する獣人が目撃された、と。目撃報告は増え続け、さまざまな人々が現地に押しかけた。そして、怪物はある日を境にパタリと消えた。謎の獣人、ヒバゴンは何処へいったか。
奇妙な事件

八丈島火葬場七体人骨事件 ― 解かれなかったミステリー

ある朝、火葬場の炉内にて、無断で燃やされた七体の人骨が発見される。警察が調べるも、不可解な事実ばかりが浮かび上がった。これは誰か? 誰でもない。どこから? どこでもない。有識者は言った。「まただ」と。また、祟りが降りかかったのだ、と。島に伝わる伝説と絡み合い、複雑怪奇な展開を見せた未解決の怪事件。
奇妙な事件

熊取町7人連続怪死事件―初七日に友が呼ぶ

シンナー遊びの果てに1人が池で溺死した。まもなく、その友人も死んだ。そして死が感染する。その先輩、友人、同級生。一週間ごとに次々と、一週間ごとに淡々と。1.2km圏内に死が連鎖した。7人目の死者が出たとき、誰かが言った。「自殺は9人まで続く」「次はアイツだ」と。そして、亡くなる直前1人の少女が血まみれでうったえた言葉――「違う、違う」。あの静かな初夏、熊取町で何があったのか。
奇妙な事件

ミイラ漂流船――良栄丸の怪奇

広大な海の波間に漂っていた漁船。廃船のような船体。甲板に散らばる海鳥の羽。そして遺体。干涸らび、白骨化した者、腕や足を欠損した者。失われた腕を探せば、コンロに乗せられた石油缶の中にあった。人食い船、発見さる――各社紙面に記事が躍った。目撃者は言う。いつだか我々は遭難船だと思い近づいたが、いくら呼びかけても乗員は虚ろに立ち尽くし反応しなかった。だから馬鹿らしくなって立ち去ったのだ――と。
奇妙な事件

坪野鉱泉肝試し失踪事件――消えた2人と消えた真実

心霊スポットに行ったきり2度と戻らなかった――。怪談話のテンプレートとも言える話の流れ。それを地で行く事件があった。若い女性が2人、有名な廃墟へ肝試しへ行き、消えた。車ごと忽然と、跡形もなく。恐怖の都市伝説となった失踪事件。まとわりついた誇張やデマ、その誤ったヴェールの向こうに何が隠れているのか。
人物

東京ローズ――誰が伝説の魔女だったか

「貴方の奥さんは今ごろ他の男に抱かれているわ」二次大戦中、戦意喪失を狙って行われたNHKによる米軍への謀略放送。謎の女子アナは上品な口調で下品な言葉を繰り、予言めいた発言までした。魔女とまで呼ばれた女、東京ローズは誰だったのか。
奇妙な事件

岐阜県富加町の幽霊マンション―町営住宅を襲うポルターガイスト

1999年に完成した町営住宅で住民の入居直後から奇妙な現象が起こる。怪音が響き、皿が飛び、コンセントの抜けたドライヤーから熱風が――。怪現象としてメディアに大きく取りあげられ、様々な憶測が飛び交い、全国からは自称霊能力者たちが競うように訪れた。富加町幽霊マンション――そこで何があったのか。
奇妙な話

偽汽車で行こう――消えた幻の列車

汽車がモクモクと煙を吐き出して走っていると、線路の向こうからもう一台の汽車が走ってくる。あわや正面衝突の危機、汽笛が高く鳴り、ブレーキのけたたましい音が響く。だが、衝突の瞬間、対向汽車は霞のように消える。日本の鉄道黎明期に多発した偽汽車との遭遇事件。
奇妙な話

神隠し――ここは、人の消える国。

ある日、人間が忽然と消える。乗った馬の上から、入浴中の全裸のまま、あるいは隠れんぼで隠れたまま――。帰ってくる者がいれば、二度と帰ってこない者もいる。その時なにが起こったのか。手元に残された様々な事例から神隠しの裏側にせまってみよう。
奇妙な事件

青ゲット殺人事件――都市伝説となった事件

雪の降る夜。青い毛布を頭からかぶった男が訪ねてきた。1人目が連れ出され、2人目が連れ出され、3人目が連れ出され、みんな死んだ。様々な都市伝説の源泉となった未解決の怪事件。
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