民俗学

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奇妙な話

獣人ヒバゴン ― 昭和の闇に消えた幻の怪物

『謎の怪物あらわる!』奇怪なニュースが全国紙を賑わせた。神話が息づく中国地方の山奥で直立二足歩行する獣人が目撃された、と。目撃報告は増え続け、さまざまな人々が現地に押しかけた。そして、怪物はある日を境にパタリと消えた。謎の獣人、ヒバゴンは何処へいったか。
奇妙な事件

八丈島火葬場七体人骨事件 ― 解かれなかったミステリー

ある朝、火葬場の炉内にて、無断で燃やされた七体の人骨が発見される。警察が調べるも、不可解な事実ばかりが浮かび上がった。これは誰か? 誰でもない。どこから? どこでもない。有識者は言った。「まただ」と。また、祟りが降りかかったのだ、と。島に伝わる伝説と絡み合い、複雑怪奇な展開を見せた未解決の怪事件。
奇妙な話

偽汽車で行こう――消えた幻の列車

汽車がモクモクと煙を吐き出して走っていると、線路の向こうからもう一台の汽車が走ってくる。あわや正面衝突の危機、汽笛が高く鳴り、ブレーキのけたたましい音が響く。だが、衝突の瞬間、対向汽車は霞のように消える。日本の鉄道黎明期に多発した偽汽車との遭遇事件。
奇妙な話

神隠し――ここは、人の消える国。

ある日、人間が忽然と消える。乗った馬の上から、入浴中の全裸のまま、あるいは隠れんぼで隠れたまま――。帰ってくる者がいれば、二度と帰ってこない者もいる。その時なにが起こったのか。手元に残された様々な事例から神隠しの裏側にせまってみよう。
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