奇妙な旧世界

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奇妙な旧世界

ノアの箱舟――大洪水で繋がる世界

ある時、ある男が、ある山の頂近くにて、氷漬けになっていた木材を発見した。人跡もなく草木も生えない極寒の世界、そこで見つかった『加工された木材』その山の名はアララト山。聖書、創世記に語られた場所。そこはノアの箱舟が漂着した高峰。眠っていたのは伝説の船か、神代の遺物か。世界中に残された大洪水伝説が指し示す一つの答え――ノアの箱舟は実在したか?
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ヘクサム・ヘッズ――狼男を呼べる石

ある少年が自宅の庭で、奇妙な石を2つ拾った。土を取りのぞいてみれば、それはヒトの首から上をかたどった頭像だった。その日から始まる不可解な現象――誰かが家の中に入ってくる。誰かが家の中に潜んでいる。それは人の形をした動物――。隣人、そして頭像を引き受けた学者のもとにも『狼男』『羊男』が訪れた。ヘクサム・ヘッズ、それは70年代の奇妙な悪夢。
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ヤクート死の谷の謎―永久凍土に眠る大鍋

広大な永久凍土の片隅。『死の谷』と呼ばれる禁足地。そこで学者は奇妙な構造物を発見した。それは半分地面に埋もれ、地面から突出した部分だけを見れば巨大な鍋のように見えた。様々な人たちが訪れ、他にも不可解な構造物が発見される。様々な観察、様々な発見、だが、それらはさらなる謎を呼ぶだけだった。誰が作ったのか。いつ作られたのか。雪深い極北の地、封印は凍っているか。ここは声の凍る国東シベリアの奥地に位置するヤクート地方、世界有数の『極寒の地』として知られる辺境。この地では、囁き声も叫び声も、相手に届かないまま唇の先で凍るとされる。凍結したそれらは極寒期が終わるとゆっくりと溶けて、短い春の騒がしさを後押しするのだという。1859年。そんな極北に1人の科学者があった。博物学、地理学、そして人類学の専門家、リヒャルト・マーク(外部)教授だ。当時ドルパート大学(現在のタルトゥ大学)で教鞭を執っていたマーク教授はロシア地理学会から、「ながらく未踏の地であったヤクート地方を調査して欲しい」との依頼を受け、ビリュイ川流域の学術的調査に赴いていた。そうして何度も繰り返された遠征で得た調査結果を、『Vilyuysk...
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ラピュタは本当にあったのか―空飛ぶ城塞伝説

空を見上げれば、城が飛んでいる。龍の巣の中に廃墟となった街が隠れている。それらはファンタジーの世界だけに存在すると人は言う。だが本当にそうなのだろうか?様々な文献から『空飛ぶ街』伝説を追ってみよう。
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プマプンク遺跡――失われたオーバーテクノロジー

驚くスペイン人征服者に原住民は笑って言った。作ったのは我々じゃない、ここは我々が来るより遙か昔に建てられのだ――と。ここは巨人がラッパの音を使って一晩で作ったのだ――と。学者も言う。「確かに1万5千年前、ギザのピラミッドより1万年以上古い、最終氷期、後期石器時代。だが……あり得ない」超古代テクノロジーの証が残る場所、そこは天空の廃墟プマプンク。
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ドゴン族 知るはずのない天体知識を知る部族

――なぜ、貴方たちがそれを知っているんだ?人類学者は息をのんだ。肉眼では見えない星、シリウスB。それは先端天文学で近年ようやく観測された伴星。彼らはそれを知っていた。だが彼らの天文学知識はそれにとどまらず、他にも肉眼では観測できない宇宙の姿を伝承として彼らは知っていた。シリウス・ミステリーと呼ばれる論争の始まりである。
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